腎臓病は年齢を重ねるごとに発症率は上昇し、高齢の犬や猫では一般的な病気です。そのため、死亡原因となることも多く、犬の死亡原因の第3位(7%)、猫の死亡原因の第2位(22%)と言われています。

犬の年齢と慢性腎臓病発生率
犬の年齢と慢性腎臓病発生率
(IRIS 3~4期、O’Neill DG, J Vet Intern Med 2013)
猫の年齢と慢性腎臓病発生率
猫の年齢と慢性腎臓病発生率
(IRIS 1~3期、Marino CL, J Feline Med Surg 2014)

腎臓病には多くの原因と病態が存在し、基礎疾患や合併症を伴うことも少なくありません。血液検査によって診断されることの多い腎臓病ですが、それだけでは何がきっかけで腎臓のどこが悪くなり、その結果どんな異常が出ているかといったことは正確にはわかりません。そのため全身の状態を把握するために様々な検査を行う必要があります。そして、それぞれの状態に合わせた治療計画を立てていくことになります。

当院は院内に小動物腎臓病センターを開設し、急性腎障害や慢性腎臓病に対して、酸塩基平衡補正、経食道チューブ栄養、血液透析、腹膜透析などを取り入れた積極的な治療を飼い主様がご希望される限り提供し続けております。転院されなくても、また、主治医様のご紹介無しでもご相談、検査はお気軽にお受けいただけます。なお、透析医療は日本小動物血液透析協会の実施する所定の講習を修了した獣医師が行っています。