『カーミングシグナル』で知る犬のストレス

2021/10/16

皆さんは動物のボディランゲージという言葉を聞いたことはありますか?
動物のボディランゲージとは、目や耳、表情、尾など体全体を使って気持ちを表現する方法です。
動物は言葉を話すことができませんが、ボディランゲージを使って色々な情報を私たちに渡してくれています
その変化に気づくことで今よりもっと動物と仲良くなれるかもしれませんね。

 

今日は犬のボディランゲージのひとつの『カーミングシグナル』についてお話しします。
カーミングシグナルは相手や自分を落ち着かせるために起こす行動です。
動物と生活するなかで意識すると意外と見かけることがあるかもしれません。

 

 

あくび

人と同じように眠たいときには犬もあくびをします。しかし眠たいとき以外にもカーミングシグナルとしてのあくびをします。
それは自分を落ち着かせることと、相手に対して争うつもりがないことをアピールしています。
飼い主さんに叱られているときや知らない場所など緊張感のある状況で愛犬があくびをしているところを見かけたことはありませんか?
そのときは落ち着けるように声を掛けたり、叱っている場合はそれ以上はやめてあげましょう。

 

 

体全体をぶるぶる振る

体が水で濡れてしまったときに水気を飛ばすための行動ですが、
日常生活の中ではそれまでの行動がストレスだった場合、そこから解放されたときに体をぶるぶるさせることがあります。
抱っこから降ろしたときに体をぶるぶる振ってから離れるように歩いて行ってしまったという経験はありませんか?
もしかしたら高くて不安定な抱っこに恐怖を感じていたのかもしれませんね。

 

 

尾の振り方

わんちゃんが尾を振るとき、実は振り方は左右対称ではありません。
わんちゃんのお尻側に立って真上から観察してみてください。
嬉しい!楽しい!などポジティブな気持ちで尾を振るときは右側に大きく振っています。
また、威嚇や恐怖などネガティブな気持ちのときは左側に大きく振っています。
これは感情をコントロールする脳の影響によるものと言われています。

 

 

上記のカーミングシグナルですが病気が影響して、同じような行動をすることがあります。
普段の様子と比べてどこか元気がない場合や気になることがありましたら当院にご相談ください。
病院では緊張して普段の様子をみせてくれない動物も多いので、気になる行動は動画に撮って見せていただくと助かります

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